佐原の大祭2022夏祭りNO.15 “舩戸② 7月17日 舩戸区川岸通り曳き回し” Sawara no Taisai Summer Festival
今回の動画は、舩戸②7月17日の舩戸区川岸通りの曳き回しです 。
※歩きながらの撮影があるので手振れの多いシーンがあることをご了承願います。
【舩戸の山車】
山車 制作年…平成9年(1997)新造
飾物 題…神武天皇 制作年…明治20年(1887) 人形師…三代目 原舟月
山車額 題…烝衎(じょうかん) 制作年…江戸中期 揮毫…久保木蟠龍(儒学者)
彫刻 題…源頼光と四天王の大江山酒呑童子退治の図、米づくり収穫の秋の図
制作年…江戸時代 彫工…石川常次郎
一口メモ:彫り物に良いものが多いが、中でも鯉の彫り物が優れているという。
下座連は、源囃子連中です。
【佐原の大祭・夏祭り】
八坂神社の祭礼である夏祭りは、本宿地区を10台の山車が曳き廻されます。
2022年は、3年振りの開催ですが、今年の曳き廻しは、3日間とも各町乱曳きです。
日程:令和4年7月15日(金曜日)から7月17日(日曜日)まで
【曳き廻しとは】
佐原では、山車を動かすことを『曳き廻し』と言います。
この山車の曳き廻しは、長さ約4m、重さ20キログラムほどある『てこ』と呼ばれる2本の長い丸太が重要な役割をしめています。この、てこ棒を山車と山車の車輪の間に差し込み梶をとったり、停止させたりして速度をコントロールします。てこ棒を操るには修練が必要で、佐原のお祭りの『華』となっています。
【小野川沿いの歴史的町並み】
小野川の川岸には当時(江戸時代~明治初期)の面影を残す古い商家などの町並みが残っています。鉄道の開通まで利根川は物流の大動脈であり、商都・佐原は、東北地方からの物資の集散地として栄えました。
【佐原の大祭】
小江戸佐原の一大イベント『佐原の大祭』は、7月10日以降の金曜・土曜・日曜日に行われる八坂神社祇園祭と、10月第2土曜日を中日とする金曜・土曜・日曜日に行われる諏訪神社秋祭りの総称をいい、 関東3大山車祭りの一つと称され、約300年の伝統を有します。
山車は24台あり、夏祭りに10台、秋祭りには14台の山車がそれぞれ曳き廻されます。
日本三大囃子「佐原囃子」の音を町中に響かせながら、小江戸と呼ばれる町並み(国選定重要伝統的建造物群保存地区)の中を家々の軒先をかすめながら進むさまは風情たっぷりで、江戸時代の情景を彷彿とさせます。自慢の山車は、総欅造りの本体に関東彫りの重厚な彫刻が飾り付けられ、上部には江戸・明治期の名人人形師によって制作された高さ4mにも及ぶ大人形などが飾られています。平成16年(2004)2月6日、「佐原の山車行事」が国の重要無形民俗文化財に指定されました。平成28年には佐原の山車行事を含む「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
#佐原の大祭夏祭り2022大浦三右衛門